京都福祉サービス協会

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HAPPY PLANNINGまちをつくるしごと

コミュニティー作り

新しいコミュニティー「修徳ふれあい食堂」

修徳ふれあい食堂

総合福祉施設 修徳(以下修徳)は、平成13年7月に下京区の修徳小学校跡地に開設しました。修徳学区は、平成29年4月現在で人口が約3,500人、長い歴史と伝統に培われた多くの京町家を有する中、高齢化が進む地域に、新しくマンションに住む若い世代の人達が混在して暮らしています。

併設する高齢者施設と児童館は、平成28年の開設15週年を期に「修徳学区の中で孤食を余儀なくされている高齢者、児童に暖かい団らんを」という福祉ニーズのもと、協同で孤食の解消を目指す事業プロジェクトを立ち上げました。

プロジェクトには、かつて協会でヘルパーとして働いていた方の協力も得て、法人全体の公益事業として平成28年10月に「修徳ふれあい食堂」が始まりました。

修徳ふれあい食堂 4つのコンセプト

修徳ふれあい食堂は、

  1. 単なる食事提供だけではない参加体験型の食堂(役割の創出)。
  2. 必ず名前で呼び合い、「ただいま」「おかえり」「ありがとう」など声をかけあう(相手を承認する、居場所と感じてもらう)。
  3. 児童、高齢者や、子育てに忙しい若いお母さんたち等も巻き込んでいく(全世代対応)。
  4. ボランティアの力を得て、地域住民が主体となる運営を目指す(地域福祉の推進)。

の4つのコンセプトを大切にしています。

修徳ふれあい食堂の様子現在は毎月1度、毎回10名程度のボランティアの協力を得て開催し、30~40名程度の幼児から高齢者が参加しています。

最初はみんなが「初めまして」でしたが、回を重ねるたびに、顔と名前を憶え新しいコミュニティーとなってきています。子ども達も、積極的に食事の準備や、お皿洗いなどのお手伝いをしています。児童館職員からは「こんな表情見たことがない!」と喜びと驚きの声があがりました。

また、地域で1人暮らしの高齢者の方も、お友達を誘い、月に1度の楽しみにされていますし、ボランティアの方も「次は何を作ろうか?」と活動を生きがいにされています。

 

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