京都福祉サービス協会

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CAREER先輩職員紹介

山﨑 陽介

老人デイサービスセンター ケアワーカー 兼 生活相談員

平成22年4月入職

「助ける介護」から「よくする介護」へ

自分から積極的に動いてみよう

平成22年4月に新卒で就職し今に到ります。勤務している老人デイサービスセンターは、毎日35名の方が通われています。デイサービスセンターでは平成25年度より、ご利用者の「自立支援」への取組みとして、ご利用者の「動き」を引き出せる「助ける介護」から「よくする介護」へ転換をはかる取り組みを始めました。
取組みの3つのステップとして、1つめは「感謝の気持ちを伝える」、2つめは「自分でできる環境づくり」、最終的に「自己選択・自己決定ができる環境づくり」を行いました。まずは「ありがとう」と職員が意識的にご利用者にお伝えしていきました。すると少しずつご利用者に、自分から積極的に動いてみようという意識が表れ始めたのです。

ご利用者が自己選択、自己決定していただけるよう仕掛けづくりに取り組みました

我々はさらに、いつも職員が手を貸して当り前だったことをご利用者に任せる仕掛けを作っていきました。具体的にはリハビリ道具、雑誌等が入ったマガジンラック、ひざ掛けの置き場、お知らせ掲示板など、ご利用者が手にとりやすいよう、フロアの導線にあわせレイアウトを行いました。職員がお1人ずつに手渡していた歯ブラシも、洗面所の壁に壁掛けとして並べたことで、ご自身で手に取ってくださるようになりました。
最終ステップは、レクレーショングループ(カラオケ、工作、歩行練習など)を自己選択、自己決定していただけるよう仕掛けづくりに取り組みました。その結果、グループ活動の中でご利用者の自主性が生まれ、ご利用者同士の助け合いもみられるようになりました。ご利用者の自己選択・自己決定が「助ける介護」から「よくする介護」につながっていったのです。

先輩からのメッセージ

住み慣れた地域や居宅でいつまでも安心して過ごしていただけることを目標にチームケアで取り組んでいます

僕にとってこの仕事の魅力は充実した時間、自然に笑顔になれる場所、人とのつながりを感じられることです。デイサービスで出会うご利用者は「人生の歴史」を長く刻んできた方々で、日々の関わりの中で私たちが教えていただくことがたくさんあります。支援の中での何気ない会話や、レクリエーションの企画、活動を一緒にすることそのものの時間が私にとっても楽しみでもあります。その中でご利用者一人ひとりの思いに寄り添いながら、住み慣れた地域や居宅でいつまでも安心して過ごしていただけることを目標にチームケアで取り組んでいます。施設内、法人内での交流や研修によって学びを深める機会が多く、ご利用者の大切なものを大切なままにできるようなケアを考えられる所がやりがいにもなっています。

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