地域共生社会を推進する取組
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地域共生社会推進センター
京都福祉サービス協会内に「地域共生社会推進センター」を設置し、各事業所の地域共生社会実現への取組に“よこ糸”を紡ぐように後押ししています。
「人によりそい
地域にかかわり
共にあゆむ」
一人ひとりの“well-being(よりよく生きる)”が実現できる地域共生社会へ
私たちは、かけがえのない一人ひとりの「生きる」を大切にするため、
・サービスや制度の垣根を越えて、支援を必要とする人によりそいます。
・人と人とがつながる暮らしの場であり、支え合う力の源となる地域に かかわります。
・人と人とのつながりで生まれる地域社会の豊かさに喜びを感じ、その創造に向けて共にあゆみます。
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地域共生社会推進センターinstagram |
以下にそれらの活動の一部をご紹介いたします。
協会では、今後もさらなる展開を積極的に行っていきます。
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ラジオ体操
南総合ステーション南総合ステーションでは毎週火曜日と金曜日の朝、地域住民の方と従業員が一緒にラジオ体操に取り組んでいます。
場所は屋外駐車場です。夏は打ち水をする工夫をし、心地よい汗を流しています。
体操後は、お茶でほっこりしたり、会話を楽しんだりしています。
時々、茶話会を開き、頭の体操や介護相談、訪問看護師による健康相談・血圧測定なども行います。参加者の方からは「楽しみにしている」「体調が良くなった」との声をいただいています。
地域の方のご協力・ご理解をいただき開催しております。
1日の始まりを地域の風で感じることができるラジオ体操です。どなたでもご参加可能です。
どうぞお気軽にお越しください。従業員一同、お待ちしています。 -
高校生のための介護初級講座
京都福祉サービス協会京都福祉サービス協会では「高校生のための介護初級講座」を随時、無料で開催しています。
これまで、高校や、高校生がボランティア活動をしている施設へ出向き、出張講座を行っています。
カリキュラムは「福祉・介護の仕事とは」「認知症を知ろう」をテーマとした講義と、「車いす実習」「高齢者擬似体験」の体験実習で構成されています。
主催者のご希望に応じ、個別の内容を選択することや認知症サポーター講座と同時開催することにも対応しています。
参加された高校生からは「認知症と診断された人の気持ちがわかるようになった」「福祉・介護の仕事に興味を持った」などの声をいただいています。 -
認知症カフェの開催(高野事務所)
高野事務所毎月第3日曜日に、左京区岩倉で認知症カフェ「いきいきカフェ」を開催しています。高野事務所のご利用者様からのご厚意により、ご自宅の一部をお借りし、高野事務所が事務局となり運営し、ホームヘルパーも参加しています。家庭的な雰囲気の中で、認知症の方と一緒にお菓子作りをしたり、手芸をしたり、ゲームを楽しんだりして、笑顔あふれる楽しい時間を過ごしています。
ご家族からの様々なご相談にも、介護・福祉専門職が個別に対応しています。また、「いきいきカフェ」では、ホームヘルパーによる介護を受けることが出来ます。認知症の方も、ご家族も、介護者も、地域の方々も笑顔で過ごせる居場所づくりを目指しています。ご関心のある方は、どなたでもご参加できますので、ぜひお越しください。 -
高齢者と地域を考える部会アドバイザーの取組
久我の杜久我・久我の杜・羽束師地域の住民の方々で構成される「まちづくり協議会」の中に、「高齢者と地域を考える部会」があり、私たちもアドバイザーという形で参加させていただいています。この部会では、年をとっても住みやすい地域にするためにはどうしたらいいか、ということを毎月話し合っています。
部会では、地域の高齢者を対象に大掛かりなアンケート調査を実施し、その結果に基づいて次年度の事業計画を立てるなど、地域の実態に根差した活動を、地域住民自らの手で行っています。私たちも、住民主体のまちづくりを後方支援するという姿勢を守りつつ、一緒に汗を流していきたいと考えています。 -
地域交流スペースの設置
地域密着型サービスセンター桂坂地域密着型サービスセンター桂坂は、グループホームと小規模多機能の2つの事業を運営していますが、その一部のスペースに「地域交流スペース」を設置し、地域の皆様にも活用していただくために無料で貸し出しています。
これは、旧ふれあい会館が果たしてきた地域コミュニティの拠点としての役割を引き継ぎ、高齢者の居場所づくりの推進や地域住民同士の交流の場などの拠点として活かされる事業所としていきたいという思いから始めました。
現在では、囲碁クラブ、カラオケ同好会、コーラス同好会など様々な地域のクラブや団体が活用しておられ、そこからボランティア活動に繋がったり、地域との連携、関係作りに繋がっています。 -
京都市高齢者すまい・生活支援事業
高齢者福祉施設紫野高齢者福祉施設紫野では、「京都市高齢者すまい・生活支援事業」に取り組んでいます。この事業は、一人暮らしの高齢者の方等が住み慣れた地域で安心して暮らせるように、住宅探しから、住み替え後の定期的な見守り訪問や生活支援までを、施設職員が行う事業です。この事業を行うことにより、事業のご利用者の方から「安心して生活できています」と多くの声をいただいています。また、住宅を貸す側の家主さんからも「見守りがあれば高齢の方に部屋を貸してもよい」と理解を示してくださる方が増えてきました。
高齢者の方の円滑な住み替えが促進されることで、近年社会的な問題にもなっている空き家問題の改善にも繋がっていきます。今後も地域に根差した施設を目指し、地域の福祉課題の改善に積極的に取り組んでいきたいと考えています。 -
「遺言と成年後見制度」出張出前講座
総合福祉施設修徳近年、下京区の修徳学区においても権利擁護への関心が高く、成年後見制度の活用が促進される取組が求められています。このような背景から、当施設では、成年後見センター・リーガルサポート京都支部から司法書士の先生をお招きし、「遺言と成年後見制度」というテーマで出張出前講座を開催しました。
出前講座では、漫画サザエさん一家を事例として、サザエさんが亡くなった時の相続の在り方、手続きの仕方などを教えて頂きました。
参加された方からは、「知らないことがたくさんあった」「家族に何かあった時どうすれば良いか分かりました」と好評でした。これからも施設の持つ社会資源・知識を積極的に地域に還元してまいります。 -
体育振興会への役員参加
高齢者福祉施設小川高齢者福祉施設小川では、施設のある学区の一員として活動するべく、小川学区住民福祉施設協議会、小川学区体育振興会に、職員が役員として参加しています。
役員会等の集まりにも参加し、様々な催しごとなどを一緒に行わさせていただいています。例えば、学区の運動会には、施設をひとつの町内として取り扱っていただき、参加させていただいています。夏祭りも、出店を、企画段階から参加し、地域の一員として地域と一緒に活動するべく取り組んでいます。 -
認知症カフェの開催(西院)
高齢者福祉施設西院高齢者福祉施設西院では、平成27年度から、「認知症になっても暮らしやすいまちづくり」をテーマに「認知症のことを考えるカフェ」と「認知症カフェ」を施設主催で開催しています。「認知症のことを考えるカフェ」では、地域にお住まいの方どなたでもご参加いただける公開講座として、毎回、様々なゲスト講師をお招きして開催しています。公開講座の後は、グループに分かれて座談会を行っています。そこでは、参加者の方が認知症に対しての思いをお話してくださいます。そのお話の中から、当事者やそのご家族だけで思いを共有したいとの希望があり、「認知症カフェ」の開催につながりました。これからも地域にお住まいの皆さまのご意見を大切に、活動を進めてまいります。
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塔南の園夏祭りの開催
高齢者福祉施設塔南の園塔南の園では、開設当初より毎年8月に「塔南の園夏祭り」を開催しています。
この夏祭りは、地域の自治連合会、民生児童委員協議会、学区社会福祉協議会、小学校PTAや消防分団等様々な地域の方々で構成している「塔南の園福祉後援会」が主催となり行っています。
そもそも夏祭りを行うようになったきっかけは、施設が開設した時に自治会の方々との話の中で、「大人も子どもも、地域の人が一堂に集うことが少なくなった」という声でした。
会場は、塔南の園とその前の道路で行い、焼きそばやたこ焼きなど様々な模擬店が並ぶほか、お化け屋敷やゲーム、盆踊りなどもあります。
今ではすっかり、地域の夏の風物詩として定着しています。 -
松原通の駅(みちのえき)
修徳児童館下京区にある修徳児童館は、南北は四条通りと五条通り、東西は烏丸通りと堀川通りに囲まれた地域にあります。
児童館に近い松原通りでは、古くからの職人による工房など、さまざまなお店が軒を並べており、現在、周辺界隈の活性化プロジェクトが進められています。児童館も地域の一員としてこのプロジェクトに参画し、子どもたちが主役となってイベント等で活躍したり、地域の幅広い世代の方々とのつながりを深める取組を行っています。 -
福祉避難所開設運営訓練
高齢者福祉施設紫野当協会の施設は、災害時の二次避難施設として、特別な配慮を必要とする高齢者の方等を受け入れる「福祉避難所」に登録しています。災害時には、学校など一般の避難所では避難生活が困難な方を、京都市と福祉施設とで調整して受け入れます。
高齢者福祉施設紫野では、こういった仕組みに、混乱なく迅速に対応できるよう、地域の方、大学の先生、行政の方等と連携し、福祉避難所の開設運営訓練を実施しています。「備えあれば憂いなし」、この取組により、地域防災に対する考えが深まり、同時に地域の方々との顔の見える関係も深まっています。普段からの繋がりを大切に、さらに防災に強い、施設と地域づくりに貢献したいと思います。
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認知症の方にやさしいまちづくり
明徳児童館左京区の岩倉地域にある明徳児童館では、近くにある高齢者の支援機関や地域の方々と連携、協力して、子どもたちが高齢者や認知症のある方を理解し、自発的に関わりが持てるよう取り組んでいます。子どもたちが、認知症サポーター講座を受講し、行方不明になった高齢者の方を想定した声かけ訓練に参加し、取組を通じて地域の幅広い方々とのつながりを深めています。また、地域交流行事「明徳児童館まつり」の中でも声かけ訓練に取り組み、子どもから大人の方まで地域の方々に認知症への理解を広げています。
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一人暮らしの高齢者に暖かな夕食を
高齢者福祉施設西七条西七条では、七条第三学区にお住まいの 75歳以上 で一人暮らしの方を対象とした夕食会を主催しています。この夕食会は、学区にある自治連合会をはじめ、社会福祉協議会・シルバー寿連合会・地域女性会・民生児童委員協議会という各団体のご協力があって、初めて実現することができました。
夕食会は、一人で暮らしているとなかなか作らないおでんや天ぷらなど、季節に合わせた料理をご用意し、できたてアツアツをご近所の皆さんで顔を合わせながら楽しく食事をしていただけたらという想いで実施しています。
ボランティアの生演奏があり、会場(施設)まで車での送迎も行っています。実際に参加してくださった方々からも「とっても良かった。」「是非、また来たい!今度はいつ?」「足が悪くてなかなか出られないけど、本当に楽しかった」などと、喜びの声をたくさんいただきました。地域の皆様に美味しい食事をご提供し、皆様から素晴らしい笑顔をもらえるように、私たちもわくわくしながら今後の料理や催しを考えています。 -
地蔵盆を地域の皆さんと一緒に
高齢者福祉施設本能本能があります「元本能寺南町」の地蔵盆は毎年、各戸が持ち回りで行われていました。ある年、施設の前に住むご高齢で独居の方から、「私も歳やし,家で地蔵盆するのが大変だから、特養さんで代わりにしてもらえないやろか?」とのご依頼を受けました。当時,本能では施設のご入居者も地域住民として、様々な地域行事に普通に参加できるようにしたいとの想いがあり、二つ返事でお引き受けしました。今では毎年、施設の1階で地蔵盆を開催し、数珠回しでは車いすの方も、町内の方も一緒に行い、施設のご利用者と町内の住民の方が一体となって楽しまれています。そんな光景が普通にあります。
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本能食堂
高齢者福祉施設本能本能では、孤食になりがちな高齢者を対象に、毎週火曜日と金曜日の午後5時30分から施設の1階の多目的室を活用して、夕食の提供(400円/食)を行っています。食堂の運営にあたっては、地域と施設の共同事業となるよう、準備の段階から地域の方々にも入っていただき進めてきました。毎回、地域のボランティアさん2名と職員1名が担当し、1日10食限定(現在は15食)の当日申込み制でスタートしました。お客様からは、「みんなと食事できるのがええわ。」、「ここやと洗い物もせんでええし楽やわ。」と言った声もいただています。また、ご夫婦で来られる方もおられます。更には、単に食事だけでなく、少し早目に来られてのお話(井戸端会議?)や、食事後も直ぐに帰られずに施設のロビーでお話の続きをされ、ゆっくりして帰られる様子もあり、食堂の枠を超え、居場所作りにもなっています。