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床からベッドへ戻る介助方法1(四つ這い姿勢になれる場合)

ご利用者が何らかの理由でベッドから床に降りられた場合の注意点です。
1. 介助する前にまず、ご利用者の心身の状況を把握しましょう!  
①バイタルサインの確認 :一般的には、体温・脈拍・呼吸・血圧・意識状態を確認。
  
<以下の状態に注意>   
意識状態が悪い、顔色が蒼白、ぐったりしている、ぼんやりしている   
呼吸が浅くなる   
脈拍が弱い   
強い痛みを訴える   
苦痛の表情が強い   
冷や汗をかいている  
②身体に変形や腫脹、異常な可動性がないか確認します。
(背中・臀部・股関節・大腿骨・膝や足・肩や肘などに見られる場合、骨折されている可能性がある)  
③出血している箇所がないか確認します。
2.上記の状態に問題がある場合は、無理にベッドへ戻さない判断も必要です。 
判断に迷う場合は、医療機関に連絡するか救急車の要請を検討する。   
上記のような症状がなく、床からベッドへ戻しても良い状態であることを確認して、落ち着いて介助に入るようにしましょう。
今回の動画は、ご利用者が長座位や四つ這い姿勢をとれる場合に行える、1人または2人で介助する方法です。
あくまで一つの参考事例としてとらえ、ご利用者の状況に応じて、危険のないように安全に介助できるまで練習することが大切です。
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