５月２２日付で本法人におきまして、元堀川病院院長谷口政春氏とともに認知症ケアの実践記録をとりまとめた 書籍「ヘルパーが支えた老老介護２４年」 を出版いたしました。本書は、本法人の訪問介護事業所である高野事務所・ナイトケアセンター小川（当時名、現在ナイトケアセンター南に統合）の所属ヘルパー、担当職員等が２０年間積み上げた認知症ケアの経験・成果・発見・教訓等を詳細にまとめた実践記録であり、これからの認知症ケアの現場実践にも大いに役立つものと考えております。

著者：谷口政春（元堀川病院院長）
　　（福）京都福祉サービ協会
出版社：かもがわ出版
定価：１６００円＋税
ISBN-10: 4780310253
ISBN-13: 978-4780310252

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■もくじ■
まえがき
序 章 君ちゃんとヘルパーとの出会い

第1章 楽しく、明るく、生き生きと—最高の居場所づくり
1 百成洋子ヘルパー:「笑顔の道」を切り拓いた人
2 若山智佐子ヘルパー:最高のプレゼントは、家族に希望を
3 金丸幸ヘルパー:笑顔を引き出し、生活の幅が広がるケア

第2章 困ったこと、徘徊と介護拒否—居心地のよい場所と関係を求めて
1中村文恵ヘルパー:心の糸が切れる︱ピンチの連続
2 金丸幸ヘルパー:君ちゃんの気持ちになってみる
3 中山美智子ヘルパー:ヘルパー二人体制へ
4 中林喜代子ヘルパー:心地よい関係から徘徊がなくなる

第3章 排泄にかかわる様々な問題—排泄を楽しむケアへ
1 金丸幸ヘルパー:排泄誘導、トイレ誘導
2 鈴鹿ひろみヘルパー:尿便失禁対応の試行錯誤
3 富澤栄子ヘルパー:便漏れ・尿漏れとの格闘
4 松尾凱子ヘルパー:オムツ漬けからポータブルへの挑戦
5 前川弘子ヘルパー:ポータブルでの排泄介助
6 大坂紀子ヘルパー:排泄のツボ探しと波長合わせ
7 まとめ—ケアを繋ぐ笑顔の連鎖

第4章 24時間365日、切れ目のないケアの実現へ
1 池内永子ヘルパー:共に考え、失敗を共有する
2 三芳恭子ヘルパー:笑顔から自然体が
3 谷美賀ヘルパー:失敗を重ねることで笑顔が増える
4 木村露子ヘルパー:失敗を楽しむということ
5 松岡眞理ヘルパー:チーム力が何よりのケア推進力
6 この章のまとめ

第5章エピソードあれこれ—こんなことありました!
1 中林喜代子・若山智佐子ヘルパー:入浴拒否から入浴を楽しむケアへ
2 油野英美子相談員:寝たきりから復活した花見
3 隈本順子ヘルパー:「体内時計25時間」の発見

第6章 ケアする側の思い—認知症居宅介護研究会の報告から
1 事業所(高野事務所)の思い
2 ナイトケアセンターの思い
3 新人ヘルパーの思い
4 社会福祉法人・京都福祉サービス協会として

終 章 おわりに—利用者の本音と願い
1 家族(娘・三好伸子さん)の思い
2 先生(夫・谷口政春さん)の思い

用語解説—本文から抽出
認知症カフェ「いきいき」にようこそ
あとがき—出版に寄せて「世界に誇るケア」