事業所ニュース
筋リラクゼーションと予防ストレッチングセミナー
先日、南事務所の安全衛生委員会が主催するリラクゼーションセミナーに参加しました。
講師は、私たち訪問看護ぱあとなあず南の理学療法士。
ご利用者さんとの施術についてはいつも伺っていますが、実際に体験するのは初なのでドキドキ。
講師に施術してもらいながら実際に体を動かし、日常生活や仕事での疲れを解消する方法を教えてもらったので、
みなさんにもお伝えしますね。
はじめに、筋肉について。
疲れやすい筋肉と疲れにくい筋肉の違い、筋肉のコリとは?を知り、ストレッチの有効性を確認しました。
正しい姿勢だとインナーマッスルが効率的に働き筋肉の疲労が少ないのに比べて、
猫背や前かがみの姿勢ではインナーマッスルだけでは支えらえずアウターマッスルが過度に働いて
疲労がたまってしまいます。
これが「コリ」となるのです。
そんな時に筋肉の収縮を緩めるのが...マッサージとストレッチです!!
みなさんご一緒に身体を動かしてみましょう。
まずは、筋肉をリラックスさせるマッサージ。
筋繊維の方向に対して直角または円を描くように、軽く圧をかけながら小さく揺らすようにリズミカルに動かします。
二人一組になりお互いの肩まわりをマッサージし合いました。
そして、マッサージで筋肉の緊張が緩んできたらストレッチ。
ストレッチは、運動前と運動後で異なる方法が効果的とのこと。
◆仕事や作業をする前の運動・・・リズミカルに筋肉を収縮したり伸ばしたりする運動
たしかに、小学校の時プールに入る前の運動は「いっち、に~、さん、し~」ってリズミカルに準備体操していましたよね。
ラジオ体操も運動前のストレッチに含まれます。
◆身体を動かした後にする運動・・・静かにゆっくりと筋肉を伸ばす運動
そうそう、オリンピックで100m走などの後に選手がゆっくりとした動きでクールダウンしている姿、見たことあります。
運動後にストレッチで筋肉をほぐすことで肩こりや腰痛を予防できます。
今回は、お仕事などで身体を動かした後に行う運動をいくつか紹介しましょう。
どれも座ったまま出来るストレッチですので、お昼休みや終業後に試してみてください。
(1回10~30秒を数回、1日に2~4回ほどが目安)
1⃣肩こりになりやすい筋肉を伸ばす
腕を下ろし伸ばす肩と逆側の鎖骨に顎を近づける
(逆側の手で肩の付け根を抑えると効果的)
2⃣肩甲骨の間を伸ばす
肘を曲げ手のひらを逆側の肩に乗せて、
反対の手で肘を引き寄せる
3⃣背中と腰の間を伸ばす
両手を上げて手を組み、引き伸ばす
セミナー後半には、参加者から理学療法士への質問コーナー。
日ごろの色々な不調や悩みについて解消法を教えてもらいました。
◆足がつりやすい(こむら返り)⇒ つりやすい筋肉を伸ばす
・内もも…相撲の股わりように、足を大きく開いた状態で腰をゆっくり落とす
・ふくらはぎ…足を前後に開き前側の膝を曲げ、後ろ足のふくらはぎを伸ばす
◆五十肩(四十肩)⇒ 肩周りを動かしやすくする
腕を外側⇔外側にひねる
◆むち打ち治療後の首のふらつき ⇒ 首の筋力UP
両手を組んだ手のひらを ①後頭部に当て頭を後ろに押し合う
②額に当て頭を前に押し合う
理学療法士の手で筋肉をほぐしてもらうと、ほんのり暖かくなり筋肉の緊張がほぐれてくるのが良くわかりました。
リラックス効果抜群、これぞ『神の手』ですね。
ぱあとなあず南でも、通勤途中の電車や、お仕事終わりに声掛け合ってストレッチを行っています。
看護・介護は身体が資本!!
自身の身体をメンテナンスして楽しく仕事ができるようにしていきましょう。