事業所ニュース
『オレンジ・プロムナード~おれんじ色のさんぽ道~”2023″』が終了しました。
本日、認知症対応型通所介護『ハーモニーこがなの家』で行われた『認知症サポーター養成講座』をもって、『オレンジ・プロムナード~おれんじ色のさんぽ道~』の全てのプログラムを無事に終えることができました。
『オレンジ・プロムナード』は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後、『認知症にやさしいまちづくりの推進』を掲げる久我の杜地域包括支援センターとして、初めての大きな取組みとなりました。
当初、どれくらいの方々に関心を持ってもらえるか不安な部分がありましたが、久我の杜シネマには多くの方に来場していただき、不安どころか、驚きと喜びで嬉しい限りでした。また、他のイベントに参加していただいた方からも「また、こんな取組みをしてほしい」と言っていただき、私たちの励みになりました。
2週間という短い期間ではありましたが、『オレンジ・プロムナード』を通じて、認知症を考えるきっかけ、少しでも認知症の理解を進めることができたなら、また、イベントに参加できなくても、チラシを見て、チラシに触れて、〝認知症″とういう言葉で、1ミリでも心が揺れていただけたなら、この企画を立てた私たちとして有意義な2週間だったと思えます。
今回のイベントに参加していただいた方々は、トータルで200名近くになりました。
これだけの方々が関心を持っていただけるように周知できたのは、日頃、私たちの活動に深い繋がりがないにも関わらず、取組みにご理解していただき、ポスターの掲示やチラシを配架していただいたお店の方々のお陰でもあります。
この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。
ただ、本日で『オレンジ・プロムナード』は終了しますが、認知症の方の生活、それを支えるご家族様の生活はこれからも続いていきます。この事実は忘れてはいけません。
私たちはイベント等を企画して、種を蒔く(想いを伝える)ことはできますが、その蒔いた種を育て、芽が出て、やがて花を咲かせる(認知症と共に生きる)には、皆さんの協力、支援なしでは叶いません。
そして、このブログのタイトルに〝2023″と付け加えさせていただいたように、この『オレンジ・プロムナード』の取組みを一過性で終わらせるのではなく、この地域で『オレンジ・プロムナード』と〝その想い″が根付いてもらいたいとの思いを込めて、今後もこの取組みは続けていきたいと思っています。
久我・久我の杜・羽束師地域が、『認知症にやさしい』『認知症と共に生きる』地域であるように、皆さんと一緒に築いていきたいと思っています。その先には、『年齢、障がいの有無に関係なく、誰にとっても安心して暮らせる地域』であることを願います。今後も私たちの取組みに、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
最後に、皆さん気付いていただけたでしょうか?
『オレンジ・プロムナード』のポスター(チラシ)の夕焼けは、皆さんがお住まいの、久我、久我の杜、羽束師地域の夕焼けでした。夕焼けの写真を撮るために、夕焼けを探している私は、仕事のことを忘れ、穏やかで、どこかやさしい気持ちでいれたように思います。
これから夕焼けがキレイな空になります。よければ皆さんも空を見上げ、それぞれの夕焼けを探してみて下さい。
ありがとうございました。
京都市久我の杜地域包括支援センター