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84歳の画伯「死ぬまで絵を描き続ける」

2018/04/27 スマイルBlog

京都市西院老人デイサービスセンターには、“画伯”がおられます。
週2回デイサービスをご利用になっている84歳の男性Aさんです。毎回、絵を描いてセンターにお持ちくださいます。そして、必ず、朝一番に私に絵を持って来られます。
私は、その絵を見て、色々と意見を言わせてもらったりします。

西院の画廊Aさん

絵の内容は、素敵な風景画からアニメのキャラクターまで様々です。四コマ漫画を作成してこられたときもありました。「画廊 西院」と名づけた壁には何枚もの絵が、入れ替わり貼られていて、溜まった枚数は80枚ほどにもなります。近隣にあるカフェがギャラリーとして場所を貸してくださるとのことで、一度、個展を開いたらどうかと話をしたことがあります。でも、Aさんは「ここで(西院で)みんなに見てもらいたいんや」と言われ、他で展示することを嫌がられます。描いた絵を施設に訪れた人が見て、感想を言われるのを聞くのが嬉しいそうです。そして、それが「西院」を盛り上げることになると思ってくださっているようです。

西院の画廊Aさんの作品

「死ぬまで絵を描き続ける」というAさんの言葉に、本当に絵がお好きで、ご自身の生きがいにされていることがよく分かります。
こういう気持ちをお聞きすると、ずっと、私に絵を見せていただきたいと思います。
そして、ご利用者がそのように思える機会をつくることができる施設でありたいと思っています。