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「やっぱり来てくれると嬉しい!」―台風21号の被害が続いている山間地への訪問介護―

2018/10/18 スマイルBlog

 高野事務所では、台風21号の被害が今もなお続いている左京区花背・広河原地域への訪問介護サービスを1ケ月ぶりに再開することができました。

 鞍馬経由から花背峠までの道路は、数多くの倒木のため1ケ月経った今も通行できない状態で、京都バスの運休も続いています。そのため、現地には周山経由(国道162号から477号)で入るしか方法がなく、往復3時間以上かかるのですが、これ以上サービス提供を止める訳にはいかず、10月3日(水)より公用車2台2チームの編成で訪問を開始しました。

 一ヶ月ぶりのヘルパーの訪問に、ご利用者からは「よう遠回りして来てくれたなあ。やっぱり来てくれると嬉しい。」と異口同音に感謝の言葉を頂きました。広河原在住のAさん宅では、一般ごみや古紙が溜まったままで、それらをごみ置き場まで持って行ったり、Bさん宅では長い間、掃除機かけが出来ておらず、まずは掃除機で隅々まで掃除をさせてもらいました。花背のCさんは、食事メニューを決めて待っていて下さいました。  

 この地域では、台風のあと10日間ほど停電が続き、大変に不便な状況が続きました。その間、夜間は「ランタン」と「ろうそく」で凌いでこられたそうです。皆さんの自立心の強さには頭が下がります。 帰り際、Bさんは、わざわざ私たちを見送るために道路まで出てきてくださり、「来週も待っているから」と手を振って挨拶しいただきました。この記事を書いている最中の10月16日(火)に鞍馬経由の道路がやっと復旧しました。本当に良かったですね。