先日、高齢者福祉施設西院に経済産業省の方３名が見学に来られました。

　いきさつは、経済産業省「サービス産業強化事業費補助金（認知症共存社会に向けた製品・サービスの効果検証事業」を採択された、（株）オールアバウトさんの、ＭＣＩ・認知症対応型趣味教室に対する調査に西院が協力することとなったからです。

昨年度、NHK厚生文化事業団の「認知症とともに生きるまち大賞」の受賞など、高い評価をいただいた「sitte（しって）プロジェクト」。たとえ介護が必要となっても、「できることをして社会の役立ちたい！」と作業をされている方は、生き生きとしています。御幸町通りと寺町通りに面した、「いきるをつくる」をコンセプトとしたｍumokutekiという雑貨屋さんとコラボした「カッティングボード」の仕上げや、展示車の洗車、封筒の宛名貼り、京北町の林業との連携など、現在さまざまな異業種との連携も始まっています。

見学時には、11月に京北町で開催されるイベント、ツクル森“あうるの森の原っぱ”で売るための木工品を作成中。賽銭箱の貯金箱や木のコースター、携帯置きは、すべて北桑田高校と企画から検討した念願の作品ばかり。皆さん、心を込めて作業をされており、見学中も笑顔がいっぱいでした。

これからますます高齢者は増えていきます。認知症になったとしても、地域で役割をもち活躍できる世の中になるよう、これからも頑張っていきます。高齢者を世の光に！