京都福祉サービス協会

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小規模多機能の特徴~臨機応変なサービス~

Yさんは認知症があり、場所の見当識(自分がどこにいるのかの理解)が十分でなく、どうしても外に出かけてしまわれます。ご自宅におられても外へ出かけられます。もちろん、施設に来られたらすぐに家に帰ろうとされます。

小規模多機能では、そのような場合、施設に何とかして居ていただくようにするのではなく、Yさんのご自宅に職員が訪問して一緒に過ごしたりすることもあります。ご利用者それぞれの過ごし方や安心できる居場所はそれぞれです。ご利用者の思いやこれまでの生活を知り、それに合わせたケアプラン(支援の計画)を立てています。

小規模多機能のサービスは、とても臨機応変に対応できます。ご利用者のペースに合わせるため、施設(小規模多機能)への通いの時間帯が皆さんバラバラであったり、訪問の際には、援助の内容に柔軟性を持たせ、時には家事援助を行ったり、時にはYさんのようにご自宅で一緒に過ごしたり、散歩や買物に出かけたりもします。

また、ご家族のご了解を得ながら、Yさんのご近所の方とも職員が顔見知りになるようにします。そうすることで、Yさんがご自宅から出られて、どこへ行かれたか分からなくなりそうな時にも、Yさんにお声を掛けてくださることもあるからです。実際に、Yさんがお出かけされる際に声掛けをしてくださるご近所の方がたくさんおられます。そして、職員に知らせてくださったりもします。

このように、ご利用者と地域の方とのつながりを事業所スタッフが作ることなども含め、小規模多機能では、ご利用者が安心して自宅で暮らしていただけることを目指して、それぞれのご利用者に合わせて柔軟に対応しています。

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