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高校生のための介護初級講座(府立清明高等学校様)

2018/10/19 イベント

 

 

 

 

 

10月12日(金)、府立清明高等学校で、福祉を学ぶ生徒様を対象に介護初級講座を実施しました。清明高等学校様からは本事業を開始した平成28年度から毎年ご依頼をいただいており、今回で3回目となりました。

前半は、当法人の高齢サポート紫野と北事務所により「認知症サポーター講座」、後半は人材・研修センターも加わり、「介護実技講座(福祉用具を使用した介護方法について)」を実施いたしました。 「認知症サポーター講座」では認知症の方の事例(80歳男性、老人性認知症、弟夫婦が主たる介護者)をもとに、当事者の思いやご家族の思い、介護職としてどのように対応をすればよいかなどを、KJ法を用いてグループで話し合っていただきました(写真左)。

受講生からは「認知症を理解し、自分にできることを見つけたいと思った」「地域としてもそれぞれができることをしていくことが必要と思った」「親が認知症になった時どう対応したらよいかを考えさせられた」などの声が寄せられ、認知症の方を正しく理解し、思いを大切にすること、地域で認知症の方を支えていくことの大切さを学んでいただくことができました。

「介護実技講座」では、受講生のみなさまがすでに「介護職員初任者研修」にて基本的な介護技術は修得されていることから、応用編として、福祉用具を導入し、より安心、安全、安楽に介護される側、する側の双方の負担軽減が図れる介助方法について体験をしていただきました。

今回は、ハーティグローブを使用してベッド上で仰臥位で寝ている方を手前に水平移動する方法(写真中)とスマイルシートとバスタオルを使用してベッド上で仰臥位で寝ている方を頭側へ引き上げる方法(写真右)の2種類を体験していただきました。

受講生からは、「ハーティグローブを使うとベッドと身体の間にスムーズに手を入れることができた」「スマイルシートとバスタオルを使った頭側への引き上げでは寝ている方に触れることなく大きな体の方も軽く引き上げることができた」との声が寄せられました。

介護職員の人材不足が大きな課題となっている今、介護に関心を持っていただいている高校生の方の存在は大変心強く思います。 受講していただいた高校生の皆様がこれからの日本の介護業界で、一翼を担う存在になっていただけることを願っております。 清明高等学校様、このたびはありがとうございました。