事業所ニュース
街角にひかり放てり春の花舗
シリーズ第21回目、高野事務所ご利用者Mさんの❝春の息吹❞を感じる俳句のご紹介です。3月の京都新聞「俳壇」に掲載されました。
街角にひかり放てり春の花舗
先週には3月の忘れ雪が降り、凍えるような寒さに震えましたが、今週になると南風が吹いてきて春を運んできました。「春風踏脚」春は足踏みをしながらやってきます。そして花の季節のはじまりです。川辺の柳が青く芽吹き、ユキヤナギ、レンギョウ、モクレン等が咲き乱れてきます。
さて今回の俳句は、春になると花屋さんの店先に並ぶチューリップ、スイセン、ヒヤシンス、ガーベラ、アネモネ等の花々そのものから、パステル色のひかりが街角に向けて放たれているかのような情景が連想されてきます。「ひかり放てり」という動的な表現が、春の生命力を謳歌する句になっています。
人々もその暖かい花灯りに誘われて街角を軽やかに歩いてみたくなりますよね。そんな時にNHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で脚光を浴びたあのジャズの名曲「On the Sunny Side of the Street(明るい表通りで)」が聞こえてきたら、気分は上々でしょう。↓YouTubeをクリックしてどうそお聴きください。(CMはスキップしてください)
"On The Sunny Side Of The Street" - YouTube Life can be so sweet on the sunny side of street(ひなたの道を歩けば人生は輝くよ)
これまでのMさんの作品をご覧になりたい方は下記をクリックしてください。 無花果や身体の奥にある記憶